shizukana tori’s diary 

色々と続けたい

361 また変わって

多分、高校に入学して

部活を辞めた時くらいから

主流ではない世界や物事に

興味が出てきたのだと思う。


中学までは、部活も

野球をやっていて、スポーツ全般

観戦するのが好きだったし

プロレスもよく見ていた。


それが、高校へ入学し

一応、野球部へ入部するも

あまりのきつさに、1ヶ月

足らずで退部。よくある話

だと思うが、そこから音楽に

興味が出始め、当時はメロコア

全盛期で、初めて行ったライブ

ハウスで衝撃を受け、大体

その頃から興味の中心が

音楽へシフトし、自分の中の

新たな人生がスタートした。


しかし、テレビが好きだった

ので、野球やプロレスが

嫌いになったわけではなく

たまに見たりもしていた。

ただ、音楽のことを雑誌などで

調べることに必死で

そっちがとても忙しかった。
 

そこから、20年以上経っても

ジャンルという意味ではない

のだが、どこかパンクの雰囲気が

漂っている音楽が好きだと

思って、音楽を楽しんできた。


根底には、パンクの精神性が

好きなんだと思う。自分たちで

手作りで作り出していくという

か、大手資本ではなく小さくとも

楽家が本当にやりたいことをやる。

端的に言えば、凡庸な表現では

あるが、ビジネスではない、

ということだろうか。


そういったことを、高校時代に

音楽を好きになってから

思い続けてきたのだが

最近、図書館で借りてきた

日本のロック雑誌を久々に

読んでいたら、カルチャーショック

というか、ネットをしている

たけでは、決してすくい取れない

情報の数々を知って、未だに

一線でやり続けている、メジャー

アーティストのインタビュー

を読んでいたら、あまりの

迫力に胸が熱くなったり

自分の全然知らない若手バンド

を知ったりしていくうちに

自分の中のこだわりのような

ものが、解けていく感覚になった。

それはなんというか

中学生の頃、まだ音楽を好きに

なる前の気持ちに近いというか

スポーツだけが好きだった頃に

初めて知ったメロコアのバンド

のそれに近いというか。

うまく表現できないが、そんな

感じだと思う。


総合的に考えてみて

「音楽はこうあるべき」

というようなこだわりは

自分の場合、もう要らない

のかもしれない。とにかく

メジャーでもマイナーでも

すごいものはすごいわけで。


何年も何年も考えすぎたら

結局、同じ道に戻ってきた。

みたいな感じなんだと思う。


そして私は、王道や主流

である音楽や文化も好きなんだ

ということを、ようやく

確認することができた。

かなりいい年齢になって

しまったが、またそう思える

のは良かった。


やっぱり、多くの人を

魅了することができる音楽を

やっている人はすごい。


売れている、ということは

簡単ではないことを、深く

思い知った。プロの仕事術

は、とてつもないのだと。。



またいつか行きたいライブが

増えた。思っていなかった

新しい感覚になることは

偶然起きるが、自分が興味が

ないと思っていることの中に

こそ、面白い何かが隠されている

のだなと、痛感した。。










楽しみながら、今日も一日