shizukana tori’s diary 

色々と続けたい

560 思い出すことも

たまに思うことがある。

 

自分の好きな本を並べてみて

客観的に自分がどういう人

が好きなのか、どんなことに

興味があるのか、ということ

を俯瞰で見て、なるほど

だからか、と嬉しいような

悲しいような気持ちになる。

 

あらためて見ると、ビジネス書

自己啓発書のようなものは

一切ない。生活に役立つような

本もない。こうすればうまく

いく的な本もない。

あるのは、小説や音楽家

お笑い芸人の本ばかりだ。

これはこれで自分自身は

気に入っているが、やっぱり

たまにふと見返すと、生活

以外のことにしか興味を

持てない自分、というものに

気づいて、日々悩んでいる

ことは、そういうことが

大きな原因の一つなのだと

思い、複雑な心境になるのだ。

 

しかし、好きなものがある

ということは、事実で

ありがたいことだと思うし 

昔を思い返し、あの時あっち

の道へ行っていたら、今

好きなことは好きになって

いないだろうし、それによって

もっと悩んでいたかもしれない

と思うと、やっぱり今の自分の

趣味感というものも、なるべく

してなっていると考えると

仕方ないと、受け入れること

ができる。だから、嬉しく

悲しいということなのだろう。

 

今から13、4年前の30才前後の時

色々なことが積み重なり、ひどく

落ち込んでいた時期がある。

その時はテレビを見ることしか

できなかった。

しかもただ眺めているという

感じで、頭にまったく入ってこない。

当然、音楽や本などに対する

気持ちは皆無で、まったく

興味がなくなっていた。

 

このまま何も興味がなくなって

いくのか、と絶望的な日々を

過ごしたが、今こうして

本を読んだり、音楽を聴いたり

しているということは

必ず人は、また何かを好きに

なれる、ということだろう。

 

だからやっぱり、好きなもの

が多くの人と共感できない

ものだとしても、何もない

あの時の感覚を思えば

好きな本や音楽に関心が

向く現在の精神状態という

ものは、やっぱり悪くない

ということなのだろう。

 

現状を否定しがちな時は

あの頃の自分を思い出す

ということも大切なこと

なのかもしれない。

 

 

まぁ、色々考えるが、考え

すぎずやっていこう。

 

 

 

 

気分転換をして、今日も一日。